LUZ  ★ るーす ★

Luz(ルース) 元納棺師が綴る、こころとからだとわんこのつれづれ日記

大好きな大好きなちぃちゃんへ

 

7月31日 午前7時10分

 

私の大切な大切なちびっけくん。

享年16歳で息をしずかに引き取りました。

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ちびっけ、通称ちぃちゃんは、15年前

平成11年8月1日に、熊本県の天草の火電横と言う波乗りのポイントで、

背中にペンキを付けられて捨てられました。

 

波乗り仲間たちが言うには、ちぃちゃんは、車に乗ってきたおばさんに、

仲間たちが見ている前で、捨てられたという事でした。

 

 

当時私は、家族を亡くした後で、実家の犬3匹と、自分の犬2匹

住み込みで働くことになった、農場の犬1匹、

行き場の無かったわんこ1匹の合計7匹と

天草の山の上の農場に暮らしていました。

 

 

そんな私の状況をよく知る波乗り仲間たちは、

これ以上私に負担をかけまいと、最初、わんこを私に

見つからないようにかくまっていたようです。

 

 

仲間たちの思いとは裏腹に、波乗りを終えて帰ってきた私のもとに、

1匹の小っちゃくて、ふわふわでころころの茶色いわんこが走ってきました。

 

誰の制御も受けず、まっすぐに私のところに走ってきました。

 

 

 

私がこの茶色いちびすけくんを抱っこして、

 

「このこ、だれの子~???」

 

と言って、仲間のもとに交じって行ったとき、

みんなのけぞってびっくりしていました(笑)

 

 

一旦は、里親を見つけるために、連れて帰りました。

 

でも、ちびすけくんは、私に異常になついてしまっていました。。。

 

そして、茶色いちびすけくんは、ちびっけと名付け、

私のもとで暮らすことになりました。

 

 

小さいころから、お利口で、私にべったりな子でした。

近所の公園に連れて行き、リードを放して、ボールを投げても、

私の側から全く離れず、うっかりボールを追いかけてしまっても、

すぐに、振り返り、必死の形相で戻ってきました。

 

 

それは、大きくなっても変わらず、今の家に引っ越してからも、

常に私が見える位置に立って、ずっとずっとこっちを見ていました。

 

庭の草刈りをしていても、ずっと横に立ってついてくれていました。

 

掃除をしていても、水がかからない距離感でずっと見つめていて、

ごみを出しに行っても、戻ってくるまで同じ場所でずっと待ち続けていました。

 

 

ちぃちゃん、もっと自分のことしたらいいのに~って

言いながら、いつも、その目線に甘えていました。

 

 

去年の12月に、手術をしてから、しばらくは元気にしていましたが、

ここの所、元気もなく、体調も崩していました。

 

それでも、ちぃちゃんは、ずっと立ったままこっちを見続けました。

 

亡くなる3日前、立つのもやっとの状態なのに、

立つことができると、そのまま、また私を探していました。

 

亡くなる2日前は、朝一度支えをして立てたのですが、

それ以後は立ち上がることはできませんでした。

それでも、午前中は、首をおこして、まだ私を探していました。

 

居なくなることを考えたくなかったので、

出来る限り、いつも通りふるまいました。

 

その事には、やはり後悔が残ります。

私も受け入れるのが怖かったのかもしれません。

 

その日の夜は、犬の部屋で一緒に、もう一匹のソウ君と一緒に

3人で寝ました。

 

 

亡くなる前の夜は、ちぃちゃんを部屋に入れ、ずっと手を握って、

一緒に寝ました。

 

もっと早くそうしてあげたかったけど、それをすると、

満足して死んじゃうんじゃないかと思って、できなかった・・・・

 

でも、もっと、もっと、もっと、もっと側にいてあげればよかったのかな。

と今は思ってしまいます。

 

 

ちぃちゃんには、少しでも介護させてもらえたこと、

とても感謝しています。

 

ソウ君のお父さん犬のマール君は、立てなくなってすぐに亡くなってしまって、

何もしてあげられなかったから。

 

ソウ君のお母さんと兄弟の、ラブちゃんとパウくんは、

事故で無くしてしまったので、

この後悔や自責の念も、簡単に消せるものではなかった。

 

そういう私のことをずっと見てきたちぃちゃんだから、

出来るだけ私が苦しまないように、自分が苦しむことを選んだんだろうか?

 

 

この15年、本当にいろんなことがありました。

その時々をずーっと一緒にいてくれました。

この子たちがいなかったら、私はまともな人生を選べなかったと思う。

どん底を見たように思ったこともあったけど、

この子たちがいたから、そこに居続けてはいけないと思えたし、

この子たちと生きていくには、地面をなめてでも立ち上がる必要があった。

 

どんな時も、自分のためよりも、この子たちを食べさせるために、

仕事を選んで、やってきた。

 

 

今やっと、自分のために生きようと思えて来ているこの時だからこそ、

ちぃちゃんは、安心して逝ったのかな?

 

それでも、この子たちと共に、生きてきた日々は、全然辛くなかった。

いつも、家で待っててくれてるから、お家に帰るの嫌にならなかったよ。

誰もいなかったら、家なんかなくてもよかった。

食べることもしなくても大丈夫だったもん。。。。。

 

 

 

ちぃちゃん。

ちぃちゃんがいなくなって、お母さんはさみしくてしょうがないです。

ストーカーみたいに、いつも見ていてくれたちぃちゃんが

いなくなって、心がからっぽだよ。

 

ソウ君も元気がないよ。

 

いつも、ちぃちゃんに怒られて、しょんぼりしてたけど、

そんなちぃちゃんのこと、ソウ君も大好きだったんだね。。。

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毎日ソウ君と、お母さんは、しょんぼりしながら慰めあっています。

 

ちぃちゃんが一生懸命生きてきた、瞬間瞬間を見てきたので、

時間を無駄にはしたくはないと思う。

でも、もうすこし、ちぃちゃんのこと思いながら

過ごす時間をちょうだいね。

 

 

ちぃちゃんわかってると思うけど、

お母さんは大丈夫な人やから、ちゃんとやっていけるから。

 

でも、今はまだもうちょっと泣いたり、自分を責めたり、

悲しんだり、怒ったり、そういうことさせてください。

 

 

ちぃちゃん、最後まで精いっぱい、愛情を送ってくれて

ありがとう。

最後にちぃちゃんがくれた愛情の何分の一にも及ばないかも

しれないけど、愛情を伝えられてよかった。

 

本当にありがとう。

本当にありがとうね。

 

 

 

長い文章、お付き合いいただきありがとうございました。